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ダブルスピーク

1980年後半から続いたバブル景気が崩壊した1990年代の初め、組織の再編成をおこなう企業が急速に増加し、「リストラ」と言う言葉が使われ始めました。
初期は、組織の再編成の実施に伴う人員の整理等に対する、経営側の心理的な後ろめたさを軽減する目的から、日本語を「リストラ」と言う英国語に意図的に言い換えた使い方がおこなわれました。

このような言葉の使い方を「ダブルスピーク」といいます。
一つの言葉で二つの矛盾した意味を同時にあらわす表現方法として、でなければ、受け手側のイメージをかえたいと言う時や不利益になる事実を伝えたい時等のあいまいな表現方法として使います。

ダブルスピークは婉曲表現の一つではありますが、政府や軍等が政治的意図から故意にお使いになると言う点で、ほかの婉曲表現とは区別して使われます。

企業が、企業イメージのダウンや社員の士気が損なわれるのを懸念して使うダブルスピークには、「リストラ」のほか、「ダウンサイジング(機器の小型化)」や「レイオフ(一時解雇でなければ一時帰休)」等があります。

初期は、婉曲表現として使い始めた「リストラ」と言う言葉も、「リストラ」=「人員整理」或いは「解雇」と言う解釈が一般的になってきた現在では、逆に、この言葉をお使いになる事を避ける企業が増えてきたみたいです。
外資系企業や大手企業を中心に、「事業の再構築」や「組織の建て直し」といった日本語で表現されるようになってきたといわれています。
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